よし🅾️のやってみよ😰

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月曜日の抹茶カフェ

青山美智子さんの「月曜日の抹茶カフェ」を読みました。青山さんの作品は心に沁みますよね。12節からなりますが、登場人物がどこかしこに再登場するので、図示化しました。ひょっとすると、漏れているかもしれませんが、ご容赦下さい。

素敵な言葉を少しだけ紹介します。

スマホ

 スマホって、そもそも最初から最後まで未完成なんです。

 私、スマホを扱う仕事をしていて、毎日毎日感じるんです。スマホ界って常に動いているんですよ、新しいウィルスが出てきたり、通信状況が安定しなかったり、世の中のニーズが変ってきたり、どんどん変化していく環境に適応していくために、スマホもちょっとずっとマーナーチェンジしていく必要があるんです。

 たしかに、残念ながらアップデートしたことで不具合が生じたりすることもあるんだけど、長い目で見ればそういう失敗を重ねて改良されていくんですよ。本体を替えなくても、そのままの姿で新しいことにトライしたり、できることが広がったりするって、すごく素敵なことだと思うんです。もう、かわいいヤツめ、って思います。

そんな味方もあるんですね。まるで、人ですよね。未完成だからアップデートする。

いいですよね。

 

■卒業

卒業って、次のステージに行っておしまいじゃなくて、ここまで頑張ってきたことをたどって、自分で自分を認めたり、支えてくれた人たちにあらためて感謝したりの節目ってこともあるんだわ

もうじき3月ですね。うちの子供も3月に東京へ行きます。まだまだ自宅に居て欲しいですが、子供は勝手に大人になって巣立っていくんですね。22年間ありがとう。嫌になったら、いつでも帰ってくるねんで。。。

■縁

栗色の女:縁って、実はとても脆弱なものだと思うんです。どちらかが一度でもぞん

    ざいな扱いをしたら、あっけなくちぎれてしまうぐらいに。ひとつひとつ交

    わす言葉や、わずかでも顔を合わせる時間や、相手へのそのつどの思いやり

    や……丹精込めて、てをかけて、続いていくものなんですよ。

     こんなに遠く離れた、国籍や母国語の違う私たちを長い間繋げてくれてい

    るのは、この一枚一枚の膨大な積み重ねなんだと思います。

吉平:その最初の一枚が見つからない時は……どうすればいいんでしょう

栗色の女:その人に対してちゃんと誇れる自分でいたらまた会えるって、私は信じ

     ています。

 縁を続けるのは確かに難しいですよね。私はどちらかというと自ら切ってしまうタイ

プです。それにしても、優しい言葉ですよね。

 

■夢

俺は思うんだけど、望み通り想定したままのことを手にいれたとしても、それだけじゃ夢が叶ったとは言えないんだよ。そんなふうに、どんどん自分の予想を超えた展開になって、それをちゃんとモノにしていくっていうのが、本当に夢を実現するってことなんじゃないかな

そんなこと、思ったことなかったです。