宮本輝さんの「優駿」を久しぶりに読み返しました。
やっぱり、奥深くていいですよね。
本当に深いです。面白いです。
なんかこの間そんなドラマ番組をやっていたような気がします。
少しだけ勉強になった文章と相関図を紹介します。
■人間、何か事をやろうって決めたときにゃあ、必ずその行き脚をさえぎるような禍が起こってくるもんだ。俺は学もねぇただのつまらねぇ博労だが、長生きしてるうちに、それが判ってきた。不思議なことだが、その禍ってのは、自分の一番弱いところをついてくるぜ。それでみんな前へ進めなくなっちまう。ところがこれも不思議なことに、ちくしょう、こんな禍なんかふっとばしてやらあ、俺は行くんだって腹くくったら、禍はいつのまにか消えちまう。
本当にそう思いますね。意思を貫くのがいかに難しいかですよね。
■競走馬
気品のない馬は走りません。いい競走馬は、すべて気品というものを持っています。品のない者は大成しない。
<略>
どんなにいい種馬の子でも、顔つきや体形や性格に、父親をしのばせるものをもっていないのは走らない。全弟妹でも、成功した兄や姉に似てなければ、その馬は期待しない方がいいって言われてたんだよ。最近になって、やっとその通りだなって実感できます。生産者でも調教師でも、馬の見えるやつと見えないやつがいる。見えるっていうのは、その馬がどういう物理的な動作で走れるかを、外観から読み取れる。走らせてみなくったって、頭から首にかけての線とか、肩の形だとか、つまりいろんな部分の具合や全体のバランスで、その馬の走ってる姿をはっきり目に浮かぶことができるってことなんだ。
気品って大事ですよね。人間でいうと、「オーラ」というやつですかね。
2年ぶりに会った友達でしたが、「お互い老けたな。小さくなったな」と、声に出しては言えなかったですが、思ってしまいました。

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