田中志さんの「たたき台のキホン」を読みました。
凄く勉強になりましたし、そういえば、知らずにやっていることもありました。
少し紹介したいと思います。
■はじめに~アタマを借りる~
たたき台には2つあります。1つは、最終的なゴールに役立つ「叩きやすいたたき台」。もう一つは、出したはいいけど叩かれもせず、振り向かれもせず、あっという間に葬り去られる「叩きづらいたたき台」
この2つの違いは、周囲を巻き込み、活発な議論を生み出すことのできる道具になり得るかどうかです。
<略>
ほとんど議論もなくゴーサインが出るたたき台もありました。「なんてラッキーな! 優れた企画だったんだな」と横目でうらやましく思ったものです。しかし、たいていそういう企画は途中で問題が発生し、プロジェクトがとん挫したり、最初から企画を練り直す事態に陥っていました。
一方、たたき台の段階で徹底的にたたかれた企画は、その後も順調に進みました。活発な議論によって揉まれ抜いたたたき台は、プロジェクトを成功に導く基盤がしっかり作られていたからだと思います。
たしかに、突っ込まれる。過去の経緯などわからないところは、敢えて「?」つけるとかもいいかもしれませんね。
■たたき台を作るための5つのS
この本は、どんな案件にでも通用する「鉄板のたたき台のフォーマット」ではありません。「どんな状況・場面でも応用できる、たたき台の構成要素」として提示されています。
①スピード:「とりあえず」でいい、まずは手を動かす
②シンプル:とにかくわかりやすく!
③刺激:みんなから反応を引き出す
④質問力:企画の意図や問題点を理解するために的確な質問をする
⑤隙:ガチガチに固めない、敢えて突っ込ませる
完璧に作ってから、プレゼンするよりは、ある程度みんなの意見を聞きながら、あ~でもない、こ~でもないと作り上げる方がいいかもしれませんね。
私も、敢えて隙は作るようにしています。知らず知らず相手の反応を確認しているのでしょうね。
■熱量
反応を生む出すための最後の着火剤、火花になるのはそこに込めた提案者の熱意です。魂がこもったたたき台は、ぶつけられた相手の強い反応を引き出すことができます。
AIはあくまで「たたき台のたたき台」生成器であって、自分自身がそこに熱量を込めて「たたき台」として作り上げなくてはいけません。
合理性や効率を重視するコンサルタントという仕事であっても、人の感情に左右される場面が多々あります。ベテランのコンサルタントが立て板に水のように説明するより、不器用な新人コンサルタントが懸命に説明する姿に、人は動かされたりするものです。ですので、提案者の熱量も欠かせない要素です。
この熱量が、私にはあまりないんですね。残念です。
若いっていいなぁ~って、先輩たちも思っていたのですね。
そんな私でも、しっかり自分の意見は、盛り込んでおきます。後悔がないように…
他にも若い方や振り返りには、十分参考になりますので、皆様もよかったら、必読書にしていただければとおもいました。
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