青山美智子さんの「鎌倉うずまき案内所」を読みました。毎回そうなんですが、青山さんの作品は、短編小説なんですが、ある章に出て来た人が他の章にも登場してくるので、ついつい探してしまいます。相関図を作ってみました。
感動した文章を紹介します。
■商品を買う人
かわいい!って言いながら、商品をべたべたさわるお客さんは、だいたい買っていかないです。本当に欲しい方は、無言でしっかり見つめて、心に決めた感じで買っていかれます!
これ僕です。買うって決めても、その置いているコーナーをくるくる何回も回ってしまいます。
■我が子
親は、子供のことを何も決められないんだ。ただ見守ることしか。私が、私たちが、決めることを許されるとしたら、たったひとつ、名前ぐらいだ。
本当にそうですよね。男親なんか、何もできません。私の子供の接し方がだめだったんでしょうね。
選ばれなかった人生がどこかに存在しているという、パラレルワールド。無数の可能性を持ちながら、私たちはいつもたったひとつしか選べない。ここではない世界で私は何をしているのだろう。誰といるのだろう。この私よりも幸せだろうか。
どの選択をとっても、後悔しない自分でありたいですね。
- 価格: 825 円
- 楽天で詳細を見る