真山仁さんの「バラ色の未来」を読みました。やっぱり真山の作品はいいですよね。東西新聞出てくるし、北原さんも偉くなってるし。素直に面白いです。少し紹介します。
■郊外型のショッピングモールの実情。
郊外型のショッピングモールが乱立しているが、実際はなかなかうまくいってな
い。最大の原因は、土日と平日の来客数のギャップが大きいからです。平日の来客数
をベースにモール全体のオペレーションを準備すると、休日は大混乱を来す。逆だ
と、平日は人余りは起きて、経費を垂れ流す。土日だけのパートという手もあるが、
いつも都合良く確保できるわけでもない。しかし、平日でも休日の7割くらい来客数
があれば、そのモールは大成功します。
ギャップを埋めるのは非常に難しいんでしょうな。近くにあるショッピングモールも
、店がどんどん変ってますよね。
■バカラ
バカラは、日本のおいちょかぶに近いカードゲームで、バンカーとプレイヤーに二
枚もしくは三枚のカードが配られ、合計の下一桁が9に近くなるのを競い合う。カー
ドは1から9までは数字通りで、10と絵札は0扱い。実際に勝負するのは、バンカー役
のディーラーと最も高額のチップを賭けたプレーヤーだけだ。あとはバンカーかプレ
イヤーのどちらが勝つかを予想して、チップを張るゲームだ。
バンカー、プレイヤーの背後では、それぞれに賭けた大勢の参加者が固唾を呑んで
勝負の行方を見守っている。彼らが声を張りあげ目いっぱいに応援することで、ゲー
ム台を中心に異様な盛り上がりが起きる。
説明を聞いている時は、なんでそんなつまらないものに熱くなるかと洋子は不思議
だった。だが、プレーヤーになる権利を得て、いざゲームに挑んだ瞬間、その興奮と
快感の虜になってしまった。
勝てばもちろん嬉しい。だが、それ以上に勝負のテンションを上げるのが、負けた
時なのだ。バンカーにしてやられた悔しさ、カネを失う腹立たしさ、さらに賭けてく
れた他の参加者に対する申し訳なさも相まって、我を忘れるような興奮状態に陥るの
だ。そして次こそ勝つとリベンジを誓い、もっとも大きく張る。しかし、そうなれ
ば、ただただギャンブルの沼に引きずり込まれるばかりで、勝利の女神の微笑は遠ざ
かる。
負けが込んだらそこで止める。そしたらバカな負け方はしない。
誰もが知っている理屈である。だが、あの場にいると、それがとてつもなく勇気のいることだと思い
知るのだ。
賭け事はすべてそうかもしれませんね。単純なゲームほど盛り上がるのもおもしろい
ですね。
■カジノ
貧乏人はカジノで遊ぶべきじゃない。カジノのテーブルについたら、手持ちのカネ
は全部消えて当然と考えられる人だけが楽しんでいい娯楽なのよ。
そうかもしれませんね。遊び感覚でいかないとあかんのでしょうね。僕には無理ですね。
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