青山美智子さんの「木曜日にはココアを」を読みました。
最初の作品でしたが、以前に「お探し物は図書室で」を読んでいたので、青山さんらしいなぁ、この作品が原点ということがわかりました。
素敵な言葉を少し紹介したいと思います。
■こども
手ごわくて、かわいくて、おもしろくて、かよわくて、たくましくて、手も目も離せないのに、そうかと思うと知らないところで勝手に育ってて、こっちが想像してるよりずっとしっかり物事わかったりして、ほんと、あいつら怪物
たくさんの言葉で表され、ほっくりしますし、癒やされます。
■私が金婚式を迎えたご夫婦を交互に見て
私:双子と思うくらい、そっくりですね!
爺:よく言われます。
夫:似てくるんですかね。やっぱり、それとも最初から似ていたんですか?
爺:どうだろう。似てくるというか、同じになっていくんですよ
夫:ああ、趣味とか、味付けとかが?
爺:そういうんじゃ、ないんだんあ……。この人がわたしで、私がこの人になっていくんです
奥が深いくて、すてきな言葉ですね。
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