近藤大介さんの「日本人が知らない!中国・ロシアの秘めた野望」を読みました。テレビの情報だけでは、よく分からないので、ちゃんと興味を持って、読んでみようと思って読みました。
知らないことばっかりで、戦争のない、弾圧のない日本はありがたいなぁと改めて思うとともに、日本も軍事費拡大で、この先どうなっていくのか分かりませんが、しっかり自国や世界に関心を寄せないといけないと改めて思いました。
少しこの本を紹介したいと思います。
中心に宗主国である中華があり、周囲に属国である夷狄がいる。すなわち「冊封体制」ですが、これら皇帝の威光の及ぶ範囲がすべて中国の領土という発想です。
例えば、ヒマラヤ山脈を越えてインドまで行くと、皇帝なんてどうでもいいと思ってます。するとそこはもう中国ではない。異本も海を隔てて、多くの時代に中国の皇帝など拝んでおらず、独自の暦を持っていたので、やはり中国ではない。それが彼らの考え方で、具体的な国境の線引きなどやったことがないのです。
皇帝の威光の及び範囲が全て中国の領土という発想にびっくりしますね。
■ロシアの国境の概念
ロマノフ王朝時代に西洋のウェストファリア条約(1648年制定)の法体系に入っています。「ここまでがロシア」「ここまでがドイツ」としっかり国境を定め、主権国家間の国際関係が成立した。この発想自体が西洋的です。国際法の概念を持っていたといえるでしょう。
しかし、もっているはずなのに、それに従わないのがロシアだったりもします
ロシアの国境の概念は、西洋的なことのびっくりですね。
■ロシアの領土の考え方
あくまで戦争を通じて、正当に領土を拡張してきたという意識です。基本的にヨーロッパでは戦争によって領土が変わってきたので、「固有の領土」といった考え方が馴染みません。
例えば日本は北方領土を「固有の領土」と言っていますが、その概念はロシアやヨーロッパでは通じない。ロシアは北海道まではロシアと考えている。なぜなら、彼らの主張の根拠となるのがアイヌ民族で確かに、アイヌ民族の一部はロシア帝国に納税していた。そのため、北方領土やサハリンを所有する正当性の一助となっている。
今のウクライナ戦争も「ウクライナを取り戻しているだけ」という。ピュートル大帝は18世紀にスウェーデンに侵攻して領土を取りますが、これも「奪い返しただけ」を説明している。
日本は北海道まではロシアと考えていることにびっくりですね。
他にも、たくさん勉強になった、知らなかったこともありますが、紹介ですので紹介は少しだけとさせてもらいます。
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