谷本哲也さんの「知ってはいけない薬のカラクリ」を読みました。
久坂部さんのMRを読んで、本当なのか確認したかったが、きっかけで読みました。
本当にびっくりです。一部を紹介したいと思います。
製薬会社が一般の患者に向けて処方薬の宣伝を直接行うことは、政府により禁じられています。
処方薬は、正式には医療用医薬品と呼ばれています。医療用医薬品は、薬として効き目が強い反面、副作用にも注意が必要です。
そのため、医者が診察した上で、数ある薬の中からどれがいいのか選ぶ必要があるということになっています。
つまり、処方薬選びは、医者の裁量が大きいのです。
いわば、患者の代理人として、薬を選ぶ役割を医者が果たしており、
仕組み上、製薬会社の取引相手は患者ではなく、医者になっているわけです。
製薬会社は「高級弁当」つき説明会で・・・。
その証拠に、「製薬」、「弁当」のキーワードでインターネットで少し検索すると、「製薬会社専用」の「高級弁当」、「付出し弁当」、
「接待弁当」といったサイトがたくさん出てきます。おおよそ2000円前後の弁当が並んでいます。
マネーデータベース「製薬会社と医師」(https://yenfordocs.jp/)製薬会社と医師の関係性について、見えてきますので是非見て下さい。恐るべしです。
専門医の肩書きはあてにならない
患者の立場から見て、専門医の医者を選ぶ上でどれくらい有用なのでしょうか。著者が思うには、答えは「あまり当てに出来ません」が正解です。なぜなら、患者をどれだけ一生懸命診療したかで専門医資格がもらえるわけではないからです。
他にも、いろんなことが書かれているので非常に勉強になりました。