久坂部羊さんの「MR」を楽しく拝読してしました。
お医者さんで作家でもある久坂部さんの話なので、医師もピンキリやなぁと思ってしまいました。
今回は、製薬会社の営業さんの話で、私の知っている地名がボンボン出てくるのでおもしろかったです。
勉強になった文書をすこし紹介したいと思います。
コンコルドの誤謬
イギリスとフランスが、超音速旅客機コンコルドの開発において、製造費や燃費、環境問題から、
商業的に失敗することが確実視されていたにもかかわらず、これまでの投資を惜しんで撤退が遅れたせいで、
日本円にして数兆円という巨額の損失を出したことをいいます。
ファイザーモデルの餌食
アメリカのメガファーマ、ファイザーが最初にやった手法で、優れたアイデアを持っているベンチャー
を大企業が会社ごと買収して、ノウハウを横取りしたことから「ファイザーモデルの餌食」という。
論文とエビデンスは、医療者と製薬業界の癒着を排するための、世間に向けての“錦の御旗”なのだ。
亡くなっても感謝と納得がある。医療が目指すべきところはそれではないか。