よし🅾️のやってみよ😰

読書感想や紹介、切り絵、喫茶店巡りなど

勿忘草の咲く町で~安曇野診療記~

夏川草介さんの「勿忘草の咲く町で~安曇野診療記~」を読みました。2019年11月初版発行です。
FE0023A6-2C63-4667-8933-DE9E6D8B9822.jpg
研修医と看護師との恋愛
悩むことの大事さ
老人医療問題
などが描かれており、かなり電車の中で不覚にも泣いてしまった私です。
感銘したところを少しだけ、紹介したいと思います。
問う前に必ず自分で考えなさい。未熟でも良い。自分なりの答えを出しなさい。
できるかどうかはわからない……。

  わからないなら、やってみるしかないだろう。

  先輩たちのようになれるとは思わない。

  けれども楽をしたくて看護師になったわけではないことは確かだ。

やろう!自分に出来ることを!
世の中には色々な疾患があり、色々な治療法がある。
薬も処置具も山のようにあり、それぞれの使用法には詳細な説明書がつき、
どんな治療をすればよいかのガイドラインも無数に用意されている。

 どこで治療を引き揚げるべきかのガイドラインは存在しない。

医療は今、ひとつの限界点に来ている。「生」ではなく「死」と向き合うという限界点だ。
是非読んでみて下さい。