小川糸さんの「キラキラ共和国」を読みました。前回作のツバキ文具店を昔に読んで心温かな本ですきになりました。今回は泣いてしまうシーンが随所にありびっくりです。
少しだけ紹介したいと思います。
■亡くなった人が、喜のでもらえる生き方とは
もしも私が美雪さんだったら?の続きを考える。愛する人には笑って過ごして欲しい。その課程で自分を忘れてしまうなら、それはそれで構わない。過去にとらわれるより、未来に向けて生きてほしいと願うだろう。
生きている人間が、生きている意味で後悔し、苦しみ、悩むんですよね。生かされている人間しかできない行為ですよね。より良い方向に考えられる人でありたいですよね。
■書道
書道は時間をかけて練習すればするだけ理想の文字に近づけるというものではない。なんでってそうかもしれないが、途中まではそうでも、ある点を界にして、集中力はまた散漫になっていく。
心が乱れると、字もどうでもよくなってしまうのだ。その集中力の頂点の見極めが、大事な鍵になってくる。書き時を判断するのは、自分しかない。
一度筆にたっぷりと墨汁を含ませてから、硯の隅で量を調整し、ためらわず、ひと息に筆を運ぶ。その間は、何も考えない。
一芸に極める「○○道」は、奥深い言葉ですよね。勉強になります。
■漂流郵便局
漂流郵便局は宛先の書けない手紙などを受け取ってくれる郵便局で、瀬戸内海に浮かぶ小さな島、粟島のほぼ真ん中にある。
漂流郵便局っていうのが、あるのですね。素敵ですね。
日本って、まだまだ捨てたもんじゃないですね。
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