江上剛さんの「ラストチャンス~参謀のホテル~」を読みました。
ドキドキしながら読みました。すごく楽しかったです。再建請負人の物語です。
感動したことがありますので、少し紹介させていただきます。
【再建請負人としての心構え】
私に何か特殊な能力があったわけではない。それでもそれらの会社を建て直す事ができたのは、社員たちの声をじっくりと聞いたからだ。
まずは社員の心を掴むことです。どんな意地悪をされても、社員が味方なら改革はうまくいきます。
焦っても仕方がない。私は、黙ってとりあえずぶらぶらしてみようと思った。バタバタと動くと疲れてしまうだけになる気がしたのだ。何ものにも囚われず、自分の目だけを信じてホテル内を歩き回ろう。そのうち周囲から動き出すだろう。
隗より始めよ。ぶつぶつ言っていてもなにも解決しない。具体的な行動を続けるしかない。
【経営】
歴史に誇りを持つのはいいですが、変化に対応して買えるべきところは変えるという勇気が必要です。経営というのは現状維持ではじりじりと下がっていきます。あくまで相対的なものですから、他社が成長するからです。
→不易流行。変えるべきものと変えてはいけないもの。