よし🅾️のやってみよ😰

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無印良品は、仕組みが9割

松井忠三さんの「無印良品は、仕組みが9割」を読みました。少し古いのですが、凄く参考になりました。少し紹介したいと思います。

■なぜ今「仕組み」を公開するのか

 仕組みの大切さを説く理由は大きく二つあります。

 一つは、日本の経済を元気にするために、一緒に頑張っていきたいという思いがあ

るからです。

 今の日本には、経済状況が厳しい中でも、努力に努力を重ねているビジネス・パー

ソンがたくさんいます。しかし、そのような「努力」が、正しく「成果」に結びつい

ていないケースが多いように感じています。

 そのヒントが、「かつて不振にあえいだ無印良品」にあると思ったのです。無印良

品はかつて業績が悪化し、私が社長に就任。最初に取り組んだのは、賃金カットでも

なく、リストラでもなく、事業の縮小でもなく、仕組み作りでした。

 簡単にいうと、それは「努力を成果に結びつける仕組み」「経験と勘を蓄積する仕

組み」「無駄を徹底的に省く仕組み」。これが、無印良品の復活の原動力になった

です。

 もう一つの理由は、どんな業種でも、どんな立場でも、「仕組みを大切にする考え

方」は働くうえで大いに役立つと考えるからです。

 リーダーが「努力を成果に結びつける仕組み」をつくらなければ、日本の企業はま

すます元気がなくなっていきます。逆に、仕事の生産性を上げる仕組みを整えたら、

おそらくどの企業も業績は回復するでしょう。

 マニュアル作りは本当に難しいですよね。TOPが真剣に叫び続けないと長続きしませ

んし、使用し続けないけど、血の通ったマニュアルにはならないですよね。

 

■知恵は「他社から借りる」

 無印良品で運用しているほとんどの仕組みは、他社の仕組みにヒントを得ていま

。オリジナルのものは、ほとんどないといってもいいかもしれません。

 知恵の源泉は、徹底して他社に求めているのです。どうして、他社を参考にするこ

とを基本にしているか。それは、「同質の人間同士がいくら議論しても、新しい知恵

は出てこない」という事実に尽きます

 これは非常に大事な発想と思います。意見が出てこない部署であれば、なおさら辛いですよね。

 

■迷った時は「難しい方を選ぶ」

 未来は、リスクを取らない限り開きません。

 皆さんは、リスクを取るような仕事をしているでしょうか。

 そして、部下にもリスクをとるよう背中を押しているでしょうか。

 チャレンジしなくなった時に、リーダーとしての資質はなくなります

 部下が簡単な方法ばかりを選び、冒険をしないのは、リーダーがそういった決断ばかりをしているからでしょう。リーダーが自ら難しい決断をし続ければ、部下もリスクを覚悟しつつ実行できるようになるのではないでしょうか。

 TOPの大切な言葉ですよね。気をつけなければ!

 気になった方は、是非読んでみて下さい。仕組みについて、勉強できるかと思います。