酒井大輔さんの「ワークマンは商品を変えずに売り方を変えただけでなぜ2倍売れたのか」を読みました。
非常に勉強になりました。少し紹介したいと思います。
■ワークマンは「頑張っちゃいけない会社」
「残業するぐらいなら明日に残そう」という社風だった。
すべてをマニュアル化して、誰でも運営できるシステムが確立されていた。だから誰
にでも引き継げるし、あまり頑張らなくても成果を出せる。マニュアルにない仕事ば
かりをしていた私とは正反対。商社では頑張る仕事を30年以上やってきたが、ワーク
マンというのは頑張らない会社だ。頑張っちゃいけない会社だと。そのDNAは、オ
ペレーションエクセレンシー(=店舗運営能力が優れている)にあるとおもった。運
営力を伸ばし、店を標準化する、マニュアル化する、余計なことはしない。例外はつ
くらない。」
すごい社風ですね。私は趣味がやりたくて残業がない会社を選んだつもりでしたが、最近は一番忙しいポジションについて、やるしか無い状態です。このようなシステムが素晴らしく思います。
■クリック&コレクト
日本みたいな狭い国では、通販よりも店舗受け取りでいいのでは?
事実、英国ではクリック&コレクトが主流で、ドラッグストアの「ブーツ」や老舗
スーパーの「マークス・アンド・スペンサー」では店舗受け取りを選ぶ客が7割以上
を占めている。香港では狭い土地に店舗が密集しているため、通販自体が発達してい
ない。日本も同様に、ある程度の店舗密度があれば、来店してもらう方が便利だし、
企業側にとってもメリットが大きいと踏んだのだ。
勉強になります。
■計画ではなくビジョン
計画には期限があるので、だいたい守られない。ところが、ビジョンには期限がな
いから、必ずやる。言い続ける限り達成できる。
大事なことですね。やりきること・・・・。