北海道日本ハムファイターズ元監督であった栗山英樹さんの「栗山ノート」を読みま
した。
すごく勉強になりました。監督時代に書き綴ったノート。
本書には「シーズン前のキャンプから必ずノートを開くようにしています。
その日のスケジュールがすべて終わった夜に、自室でペンをとります。」
とあります。いろんな種類の本を読み、書き残し、監督として模索し続けられました。
そんな自分を鼓舞する素晴らしい文章を少しだけ紹介します。
■脚本家 倉本聰さんの言葉
「人生では批判する側ではなく、批判される側にいるべきだ。」
批判される側は、何かを作ったり起こしたりする立場にあります。勝てる組織を作っていく私の仕事も、批判されることがあります。それに対して批判をする側は、作
られたもの、起こったものに対して意見をする立場です。
私自身は、何かを作り出す立場に充実感を覚えます。遣り甲斐を感じて頑張れるタ
イプです。
いまこの瞬間ではなく、5年後でも、10年度でもなく、50年後にどう評価されるの
かを意識して、私は監督という仕事に努めています。歴史上の人物にしても、必ずし
も存命中に評価されたわけではありません。それでも、自分が生きる小さな世界を、
自分が生きる国を、もっといえば世界を豊かにするために、泥臭く汗をかいて、勇気
と知恵を振り絞って、人生の炎を燃やし続けた。挫折を力に変え、敗北からパワーを
得た。
私も自分が前に進むために本を開き、そして本を書いています。
私自身すごく、刺激を受けた言葉です。
「批判する側ではなく、批判される側へ」
精神的にも追い詰められる毎日が続いており、そんな矢先に心染みる言葉でした。
自分を信じて、少しでも立ち止まらず、前に前に!
残り限られた会社勤め、
手遅れにならない前に自分にできることをコツコツとやろうと腹決まる言葉です。
後輩たちの知恵を借りながら、よりよい組織風土にできればと・・・。
■吉田松陰
「人間たるもの、自分への約束を破る者がもっともくだらぬ」
私は選手、監督を合わせて20年あまりプロ野球の世界に身を置き、スポーツキャスターとして様々な競技のアスリートに触れてきました。そうした経験から、一流よ
ばれる選手、世界で結果を残す選手に共通点を見出しています。
自分で決めたことをやり通す、自分との約束を守りに抜いているのです。
メジャーリーグ1年目に新人王を獲得した大谷翔平は、ファイターズ在籍当時から
「自分ルール」というべきものを持っていました。野球にマイナスなるようなこと
は、決して自分に近づけなかった。しかも、自分のためだけでなくチームが勝つことにも、同じ熱量を注ぐことのできる選手でした。
「自分で決めたことをやり通す」って、ある意味大変ですよね。
しかし、プロの一流選手はみな実践しているとのこと。
今年も残すところあと3ヶ月!しっかりやり切って、新年を迎えたいと思う。
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