額賀澪さんの「転職の魔王様」を読みました。以前にドラマ化されてましたよね。
文章中での、転職エージェントの仕事内容を少し紹介したいと思います。
■転職エージェント
多種多様な業界から求職者が集まる。企業から集まる求人票だってさまざまだ。
当然、一人のCAが膨大な業種・業種に目を光らせる必要がある。薬品メーカーを希望
する求職者を面談しようと思ったら、5分後にはアミューズメント業界を希望する求
職者と面談するなんてだってある。
求職者は無料で転職エージェントを使える。内定者がでたら、エージェントはその
人の年収の何割かを企業から紹介料として受け取る。それがエージェントの収益にな
る。
僕たちキャリアアドバイザーの給料は、求人企業から支払われる紹介料で賄われま
す。ということは、企業の顔色を窺って羊谷さんに求人を紹介する可能性もありま
す。例えば『この求職者の希望とは合致しないけれど、企業が人材を欲しがっている
からねじ込んでしまえ』とか、『この人の経歴では希望する企業には絶対受からない
から、適当な会社を紹介してしまおう』とか
この仕事は来るもの拒まず、去る者追わずなんだよ。退会の意思を示してる求職者
を追いかけまわして思い留まらせるなんて、どう考えたって駄目だ。個人情報の取り
扱い的にも、どう贔屓目に見たってアウトだし、戸松卓郎からクレームが入っても入
らなくても始末書ものだ。
■裏スペック
経験や年齢は、残念ながらハンデになるんだよ。ハンデを相殺できるような《何か》を持った人じゃない限り、足を引っ張る要素になる。だから裏スペックなんても
のが存在するんだ。
性別や年齢による制限といった、法律で求人票に載せてはいけないとされる条件
を、営業がヒアリングで入手している場合がある。これが裏スペックだ。
35歳以下の男性がほしいのに募集の際にそれを謳うことができない企業も、転職エ
ージェントを通せばふるい落としを行うことができる。企業は自分たちの要望に合致
した人材と効率よく面接できる、というわけだ。
なるほどね。った感じです。いろいろ世の中にはカラクリがあるのですね。
■転職限界
未経験業界に行けるのは25歳まで、35才が転職限界なんて言われています。ちなみ
に、女性の場合は30歳が転職限界年齢だという人もいます。あと、転職エージェント
の顧客は求人企業です。
私は、もうとっくに終わってますが、若い人たちにこの本は読んでもらいたいなって思います。
■社畜
【インターネットより】会社の言いなりになって、長時間労働や低賃金での労働を強いられている労働者を現す造語。
僕は社畜になるっていうのは、理不尽を受け入れて家畜のごとく働くようになるの
と同時に、自分の未来について考えるのを放棄することだと思っています。自分を犠
牲にして会社をよくしたって、貴方の未来はこれぽっちも明るくならない。自分ばか
りが割を食うと気づいているのに突き進むなんて、考えることを辞めた社畜と変わら
ないですよ。
確かに、私もなんとなく生きているような、そんな気がしました。
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