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響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部、波乱の第2章 後編~

 武田綾乃さんの「響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部、波乱の第2章 後編

~」を読みました。劇場版と本で、数点違うところを見つけられて嬉しく思いました。

勉強になった言葉を少し紹介したいと思います。

 

■合奏練習について

 合奏は、進んでは止まるのを繰り返す。細かな点を指摘し、少しずつ改善を積み重

ねる。昨日よりも今日、今日よりも明日、足を止めたら最後、演奏はどんどんと後退

していく。上手くなるのは難しく、下手になるのはあまりにたやすい。だからこそ、

部員たちは前進し続けるしかない。

 <省略>

 正確さにこだわり、奏者の違いによって生じる細かな差を一つひとつ潰していく。

たとえ譜面どおりに吹いていたとしても、楽譜に対するちょっとした認識のずれが演

奏の完成度を落としてしまう。アタックの仕方はどうか、フレーズをどう表現するの

か、クレッシェンドはどんなふうにかけるか。演奏において、“間違いではない”と“正

しい”はイコールではない。音楽に正解なんてものはないけれど、正しいと思う理想の

音楽像を皆で共有できていなければ、それに近づくことすらできないのだ

 スポーツも習い事は何でもそうですよね。毎日コツコツ練習あるのみですよね。

 

■ソロに対しての考え方

 部員同士による熾烈なソロ争い、ファーストの座やトップ奏者の位置を巡るバト

ル。向上心とライバル心から芽生える真っ向からの競争が吹奏楽部という集団の持つ

ひとつの側面とするならば、それとは真逆の心理を持つ人間達の攻防もまた、吹奏楽

部の持つ一つの側面として認めなければならないだろう。恥をかきたくない。目立ち

たくない。そうした思考から、ソロを押しつけあうものだという構図ができあがって

いる団体も少なくない。誰しも前に出たがっていると思い込むのは、そうした行為に

抵抗のない人間が持つ幻想だ。

 会社にも当てはまりますよね。自分が責任とりたくない。目立ちたくないなど。

でも、誰かがやらないといけないですよね。前向きに!