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カンブリア宮殿《時代の逆に行く八百鮮》

 2025年8月7日、カンブリア宮殿で放送された「時代の逆に行く八百鮮 市原敬

久社長」に非常に感銘を受けたので、紹介させてもらいます。

 毎週、カンブリア宮殿だけは見ています。経営者とは幸せにする人が心に刺さり、抜

けませんでした。市原社長もすごくかっこよかったです。

 従業員が平均年齢31歳の若い人たちがかっこよく見えました。

    

■定番商品は大事だがそれでお客はワクワクしない

 小池:買い物好きの私にとっては、茄子が6種類、キノコが20種類っていうのは、パ  

   ラダイスのようで楽しくてうれしいと思ったが、効率が悪いと思うが、野菜の種

   類はそんなに必要なんですか。

 社長:効率だけで言うと必要ないと思いますが、いつ行っても同じ商品があるお店よ

   りも、あそこに行くといつも違うものがあるというワクワク感の方が重要なのか

   と思う。

 

 村上:仕入れを各店舗で独自にやっているとはどういうことか。

 社長:普通、10店舗ぐらいだと同じ商品を全店舗で売っていくことが多いと思うんで

   すけど、店によって個性があっていい。地域によって売れる商品も違うし、売れ

   る値段も違う。探求心で「こんな茄子もあるんだ」「これを売ってみたい」「食べ

   てみたい」という社員たちの気持ちが売り場に現れている。

    定番をあえて持たずに市場に行って「こんな商品が安くなっている」と目をつ

   けて買うという感じでやっているので、「定番がなくても仕方がない」と潔く諦め  

   てやっている感じです。

 

■経営者というものは、人を幸せにする人

 村上:大学のときに、経営は金儲けではなく、誰かを幸せにすることだと気付いたら

   しいですね。

 社長:大学時代に。ボランティア活動をしておりまして、障がいのある人が働く場所

   に経営を持ち込んで、高い賃金を払えるような環境を実現していく。その当時、

   経営がマネーゲーム化している感じがあったんですけど、僕が学んだ経営は「ど

   う世の中を幸せにしていくのか」ということの方が、優先順位が高かった。そん

   なことを学ばせてもらったような気がします。

    ただ、単純に父親に憧れていた社長像が、その大学の活動を通して、「経営者と

   いうものは、人を幸せにする人なんだ」というふうに変わっていった。

 

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■ビジネスと商売の違い

 小池:タチヤというスーパーに入社後、かまぼこ売り場を担当したが全然売れなかっ

   たそうですけど、

 社長:だいぶ衝撃的でして、悔しくて泣きましたね。

 村上:どのくらい泣きましたか

 社長:1時間くらい泣いた。就業中にあまりにも悔しくて。

   パートさんにも「あんた、こんなこともできないの?」と言われるんで、余計悔

   しくなってきて、情けなくて、「ちょっと一時間もらっていいですか?」と言って

   近くの公園に行って泣いた。

    社長になりたいと思って、修行のつもりで働いているのに、目の前の一本のか

   まぼこが売れないという現実に「この現実を乗り越えることすらできない僕が社

   長になれるはずがない」という悔しさもあった。

    それが逆に面白かった。こう商売というか、モノを手で売ることの尊さや難し

   さに気づいて、「この仕事って、こんなに面白いんだ」に変わっていった。

 小池:すごい。そう思えたのがすごい。

    タチヤの社長から「俺がやっているのは、ビジネスじゃなくて商売なんだ」と

   言われたとありますが?

 社長:ビジネスは経営で利益を残すことが最大の使命で、そこにはすごくドライステ

   ィック(徹底的)なものを感じるが、商売はぬくもりとか義理人情とか、そうい

   ったものが必要になってくると思う。

 村上:義理人情ですか?

 社長:義理人情が必要だと思います。

    あの時、大学時代に学んでいた、人を幸せにする経営と商売という言葉が自分

   の中で結びついて、やっぱ僕らは「商売」をやっていこう

 

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