額賀澪さんの「転職の魔王様2.0」を続けて読みました。読んでみて、ドラマと違う
点もわかりました。来栖と千晴はキスをする!なんてことも・・・。ドラマにはありま
せん。また、社長洋子さんの彼氏の話はなかったですね(笑)
勉強になった個所を紹介したいと思います。
■転職
「やり甲斐、待遇、人間関係のうち、二つに不満があったら転職すべき」という、
ネットで見かけた、だれが書いたかもわからないアドバイスが出てきた。
これはまずいですよね。もうすぐ55才過ぎの私にとっては、やり甲斐と人間関係が不
満ですかね。でも、我慢するしかないのが、現状です。つらいな~~
■本音を絞り出す。
<なんか嫌><なんか苦手>っていうのは、一見曖昧でぼんやりしたものに感じるけ
ど、その中には意外と深刻な理由があるものだ。例えば、羊谷さんの俺に対する<な
んか苦手>だけど、<なんか>で思考を止めないで具体的に上げてみなよ。
<略>
ぼんやりした<なんか苦手>も、紐解けば本音が潜んでいるんだよ
■CAの力量
信頼できるかどうかもわからないCAに、本音なんて言いたくないに決まってい
る。でも、求職者が今の職場をどう思っていて、新しい職場に何を求めるのか、今後
の人生でどうなりたいのかを、こちらは絶対に知らないといけない。
自分で自分の本音をちゃんと理解できていない求職者だっている。軽々しく表に出
してくれない本音をどれだけ汲み取るかは、CAの力量の一つなの。
本音を聞き出すことは、本当に大事ですよね。
■転職エージェントの収益
転職エージェントは求職者の転職をサポートし、その人が無事企業に内定して入社
することで、報酬を得る。しかしその人が入社1ヶ月で退職してしまったら企業は堪っ
たものではない。なので、エージェントへの報酬の支払いには大抵、期間の制約があ
る。「入社後、三ヶ月勤務したら報酬が発生する」という具合に。
確かに報酬には一定期間が必要なのは理解できますね。
じゃないと、依頼した企業が損しますもんね。
■不動産物件の成約率
不動産物件の成約率は、千件に三件程度だと業界内では言われている。家を買いた
いと思う人が千人いたとしても実際に契約まで漕ぎ着ける人は三人。千分の三件を掴
むために、営業マン達は地道な営業活動を行う。
<略>
その過酷な競争が、「千三つ」と言って、千回のうち三回程度しか本当のことを言
わない――嘘で塗り固めたセールストークで家を売りつける営業マンを生んでしまう
のだけど。
<略>
強引に売ろうとしてるなって気づかれると、向こうは引いちゃうかな。でも、お客
さんの将来設計をお節介なくらい一緒に考えるのは大事だと思うよ。
無理矢理、押し付け、急ぎ足は禁物なんですね。確かに・・・。
でも、相手のためをどれだけ思うかが大事なんですね。
■優等生
中学や高校の頃、教室にいませんでしたか?入学直後にもかかわらず、成績や日頃
の振る舞いから教師にもクラスメイトにも自然と優等生として扱われるタイプの人。
その人がちょっと制服を着崩したり、教師に反抗的な態度をとったりすると、烈火の
ごとく怒られる。素行不良の生徒をお説教してもたいした効果はないけれど、優等生
を叱ると不思議と教室の空気が引き締まり、よりよいクラス運営につながりますか
ら。
そういう人が組織に一人いるとね、上に立つ人間は楽なんですよ。組織全体の成績
が振るわないとき、人員的な不具合が生じたとき、従順に頑張ってくれる人がいるこ
とで、最小限の労力で状況を好転させることができるから。
優等生は、社会に出たら気を付けないといけないんですよ。学生時代と同じ感覚で
周囲から求められるがままに優等生をしていると、いいように使われてしまう危険性
がある。使う側の悪意のあるなしに関係なく、地球の重力に月が引っ張られるよう
に、組織の中で意図せず苦労を背負い込む羽目になる。
このタイプの人は、総じて助けを求めるのが下手です。大変なときに周囲に助けて
と言えない。これまで優等生として、困難は自分の力で解決してきたから、それで周
囲が評価してくれたから。
それはちょっとわかります。
自分のしんどさを、変に矮小化して伝えてしまうのは、私の悪い癖だと。
それが「大変なことも嫌な顔一つせずやってくれる」という、あなたの長所になっ
ているわけです。そして、あなたは自分の長所に押しつぶされてここにいる。
私にも最近、いいように使われていますね。順番じゅんばんと言われ、今の立ち位置
に座ってますが、そもそもそんなキャラではないですね。
最近のわが社の上司は大変しんどそうです。そんな上司の姿をみて、「自分が楽なポ
ジションにいきたいから、面接を受けろと言っているのではないか?」とうたがってし
まいます。変な会社です。