原田曜平さんと原晋さんの「力を引き出す~ゆとり世代の伸ばし方~」を読みました。原さんと言えば青山学院大学陸上部・長距離ブロック監督で有名ですね。勉強になった言葉を少し紹介したいと思います。
■「必要な無駄」と「無駄の無駄」
例えば、昭和のように、毎日同じ会社の同じ部署の同じ上司と飲みに行くのは「無駄の無駄」。時に結束のために飲みに行くのはたいへん良いことだと思いますが、毎日社内の同じ部署の人間と飲んでもうわさ話や悪口にしかなりません。
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ところが、異業種と交流することは、直接的に、またすぎに役立つわけではありませんが、長期的・間接的には意味が出てくる可能性のある「必要な無駄」と言えると思います。
「会社の常識・世間の非常識」という言葉がある通り、組織内の人間だけで固まっていると、自分たちの常識が社会の常識だと錯覚してしまいますから、定期的に新しい風や発想を入れて、それを正す作業が必要です。
確かに、同じメンバーで行くのは、話はガス抜きしかないですね。ただ、絶対ムダとも思いませんけど・・・。
■スカウトする選手は?
うちは毎年だいたい10人前後取るんですが、もちろん最低限クリアすべきタイムというのを前提としたうえで、その中でも「自分の言葉」を持っている子をとりたいと思っています。つまり、自己表現ができる子。自分自身の言葉を持っていて、強いメッセージを周りに伝えられる子です。
高校の陸上の伝統校には、ガチガチに管理されている子が多い。そうした子は、一見「はい」と受け答えはいいんですけども中身がないことが多いんですよね。モルモットになってしまっている。だから伝統校から入ってくる子は、一年間くらいその呪縛を解くのに時間がかかってしまう。一方で、伝統校ならではの良さもあって、それはベースの躾ができているところです。でからその良さは残しつつ、呪縛を解いてやっていって、ようやく自分の言葉を持てるようになるのに、最低でも一年はかかる。
会社での後輩の育成も、自分の言葉でしゃべっているかはすごく重要ですよね。
根無し草のような後輩もたくさんおり、どうすれば、少しでも戦力ななるか思案中で
す。もしかしてら、永遠のテーマかも知れません。
■怒るよりアドバイス
学生に怒るときは、真剣に怒るけど、最後は未来志向で締めるということは意識しています。つまり、最後は怒った選手のいい部分と、君はこういうところを改善したらもっと良い選手なるんだ、ということをきちんと選手に伝えるようにしている。そうしないと、その学生には、監督に怒られたという事実だけが残ってしまう可能性があるので、「怒られた」ではなく、「アドバイスされた」と思われるようにはしていますね。
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指導者の自己満足で怒っているのではなく、君のことを思って、君が将来損しないように私は注意しているんだというようにしないと、彼らは動かないでしょう。私も最初の頃は選手が怒鳴り散らして、「どんなんじゃダメだ!考えてこい!」と言って突き放していたんですよ。でもあるときから、そうしたことを言っても、反応がなくなったなあという感覚があって、以前だったら、「監督そうじゃないですよ」といった反発なり反応があったですけどね。
ゆとり世代の付き合い方法は考えないといけないかもしれません。あまり意識せずにやっていたかもしれません。注意して取り組んでいきたいと思います。