夏川草介さんの「君を守ろうとする猫の話」を読みました。
夏川草介さんと言えば、お医者さんで「神様のカルテ」で有名ですよね。
感動した言葉がありましたので、少しだけ紹介します。
■お父さんの言葉
昔、父さんが言ってた。本の中には無限に広い世界があるんだって。どこにも出か
けられない体でも、本はいろんなところに連れて行ってくれる。そして忘れられかけ
た古い知恵や大切な事柄に出会うこともある。
知識や知恵だけじゃない。たくさんの物語に触れれば、いろんな人の気持ちが分か
るようになるって、父さんは話していた。
<略>
お前は一人で生きているわけじゃない。だから困ったときは、いろんな人の力を借
りればいい。そして、借りた分は、いつかどこかでまた返せばいいって
主人公は喘息で体が弱い中学二年生のナナミさんです。お母さんは逝去され、仕事が
忙しく毎日遅く帰ってくるお父さんと二人暮らし。
お父さんの言葉は、いい言葉ですよね。
私は子供たちにこんな言葉、言ったことないな~。
あかんたれの父親です。
■本の力
世の中はどんどん変わってしまうけど、変わってはいけないことがある。そういう
大事なことはちゃんと本に書いてあるから、お前には、世界中の本を読ませてやりた
いと、よく母さんと話していたものだ。
<略>
大事なことは、目の前にあるどんなことも大切にすること。
<略>
成功する必要がないって言っているんじゃない。成功より、もっと大事なことがあ
るって、本は教えてくれるの。困っている人がいたら手を差し伸べること、悩んでい
る人がいれば耳を傾けてあげること、お金より大事なものがあること。そういった理
屈では説明できないことを、教えてくれる。今は多分当たり前じゃなくなっているん
だと思うけど、昔は当たり前だった。みんなが知っていた。本を読めば、すぐにわか
る。
<略>
目に見るものがすべてではない。大切なものは、いつも心の中にある。
作者は、すごく大事なメッセージを伝えたい思いがジンジン感じます。
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