真山仁さんの「タングル」を読みました。やっぱり面白くあっという間に読み終えました。いろんな本を読んでいるのですが、最近は途中に辞めてしまうことが多く、なかなかアップできなかったのが本音です。
年齢のせいもあるのでしょうね。今回はシンガポールと量子コンピュータについてがテーマだそうです。無知で勉強になったところ、考えさせられた所を少し紹介します。
■スーパーコンピュータの電力事情
日本では未だに開発戦争が熱いスーパーコンピュータは、もはや時代遅れの古道具になりつつある。スパコンが、あまりに電力を食らうからだ。スパコン一台動かすのに、原発一基分もの電力が必要と言われる。
稼働のためではなく、冷やすために必要で、古典コンピュータは、処理能力を高めるため、大量のコア(コンピュータの心臓部であるCPUの核となる部分)が高速で作動しますが、もれなく高熱を発します。コアは熱に弱いので、も売れるに冷却してやる必要があるんです。
この文章を読んで、びっくりしました。そんなに電気食うのかよ~~~。
■古典コンピュータと量子コンピュータの比較
古典コンピュータでは、桁数が多くて素因数分解が難しい数字から成る暗号を作成できます。その数字は、何らかの鍵――まぁ、ヒントですね。それなしでは解けないので、暗号として成立します。
量子コンピュータは、損暗号雄、ヒントなしでも即、解いてしまいます。(抜粋)
また、作成者以外は絶対に破れない暗号を作れたりします。
量子暗号化した通信の場合、発信者の情報が消えます。これを、量子テレポーテーションと言います。たとえば、FAXでもメールでも、発信元には、その文面などの情報が残ります。ところが量子暗号は、送信した時点で発信者のすべての痕跡が消える。しかも発信元も遡ることもできません。
びっくりですよね。漁師暗合した通信は痕跡が消えるっってすごいですよね。テレグラムを思い出しました。あと量子コンピュータはアナログって書いてました。アナログなんですごいデータ量を処理できるってことですよね。
サムライ・キャピタルの前島・鷲津、鷲津コンビが登場して一人で盛り上がってました。中身はシンガポールと日本を題材にして書かれていますので、民族の違いとか、国違い等、内容盛りだくさんです。
興味のある方は是非読んでみて下さい。私は量子コンピュータの文献を読みたくなりました。
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