江上剛さんの「Disruptor ~金融の破壊者~」を読みました。
コロナ後の世界を描かれており、怖い想いをしました。
気になった文を少しだけ紹介します。面白いので、是非お読み下さい。
■官庁の幹部人事■
局長などという官庁の幹部人事は、内閣人事局、すなわち官邸に握られている。総
理らが官庁人材を、まるでスカウトするかのように引き上げるのだ。
この制度ができたからといって、特に今までと変わったわけではなかった。各省庁
が、順繰りに幹部人事を官邸に推薦する。すると官邸は、「良きに計らえ」と何も言
わずにそれを了承する。
システムは変わっても、それは建前だけのことだけであり、本音は全く従来通りだ
ったと言える。
本当にこんな感じなんでしょうかね。知らんけど~~。
■特措法■
現状の法律に現実を併せるのではなく、現実に合わせて特措法を制定すればいい。
そのうち大本の法律は意味をなさなくなる。それは憲法でも同じだ。憲法を変えるの
は、時間も労力もかかるが、特措法を適用することで、実態上、憲法を骨抜きにする
ことができる。
特措法について、勉強になります。へ~って感じです。
■中国の窓口■
彼らは、今、米中経済戦争のまっただ中にいます。香港も中国化されてしまい、西側諸国と中国の窓口を満足に果たせなくなっています。そのため彼らは、いつドル経済圏から締め出されるかわからない危機感を持っています。それで私どもを買収し、ドル経済圏の窓口にしょうとしているのです。それに加えて神戸は、日本の華僑の中心でもあります。華僑取引きを活発化させるメリットもあるでしょう。いずれにしても日本の金融機関ならどこでもいいんです。私たちは日本の銀行の姿を借りた中国の銀行となるんです。
このことが本当だったら、中国の戦略って、末恐ろしいですね。
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