額賀澪さんの文庫本で「拝啓、本が売れません」を読みました。何か面白い本がないかを探していて、見つけました。
額賀さんと編集者が各分野の有名な方にヒアリングしながら、「本を売れる方法」を探すドキュメンタリーかな?。そして、単行本から文庫本での発売で、さらに、2年後、おまけ「拝啓、本が売れません」のその先が収録されています。当然カバーも変更されています。おもしろかったですし勉強になりました。
少しだけ紹介したいと思います。
■編集者が思うこと
すべての担当編集が口を揃えて言うことがある。
「もっとわかりやすく」
勤めている出版社も年齢も性別も経歴も、これまで出してきた本も全く異なるのに、同じ修正指示を口にする。
登場人物がどうしてこんな行動をとったのか。どうしてこんなことを思ったのか。どうしてこんな心境の変化に至ったのか。
「書き過ぎってくらい。書いてください」
「作者が思っているほど、きちんと読み取ってくれる読者ばかりではありません」
「むしろ説明し過ぎでちょうどいいくらいです」
作者としては、「ここは行間を読んでほしい」とか、「あえて明言せずに読者に想像してほしい」とか、いろいろ願いを込めて書かずにいることもある。もちろん担当編集もそれらをすべて一から十まで説明しろとは言わないし、私もやらない。そこはまさに【作家と編集の関係】で書いた、「互いの妥協できる塩梅を探す」という行為なのだろう。
小説ってなんでこんなにしつこく書くのかなと思っていましたが、ここに答えがあったんですね。
仕事もそうですが、指示する側と作業する側では、自分勝手に判断してもめるケースがありますよね。これは、細かく指示をしないと勝手に判断する余地があるということなんですね。だから、マニュアルは細かく書いて間違わないようにするんですね。
大納得です。
■デビューして2年2か月
好きなものを好きなように書く時期は、終わったかもしれない。
この小説は、どういう人に楽しんでもらえるのか。どうすればその人にもっともっと楽しんでもらえるのか。その人に届けるためには、何をすべきなのか。
<略>
自分が選んだ題材とかテーマ、そして送り届けたい想定読者。それによって書くべきものは変わる。だからこそ《届ける努力》を怠ってはいけない。
ただ、どんな物語を書くとしても、共通して思うことがある。変わらない願いがある。
あの子がたくさんでなくていいから、ささやかに友達を作る手助けができるような、そんな本であってほしい。
デビューして2年で好きなものを書く時期は終わるのですね。
確かに取材して自分流に消化して、文章を組み立てる作業が大事なんでしょうね。
■本が売れるために何が必要か?
①有名な書店員
まず、いい本! 面白い本! これは絶対だね。
<略>
作り手が面白い本を妥協することなく作る事こと。それを送り出す書店員は目利きであれ。それが僕が思う本が売れるために必要なこと、かなあ。
②webコンサルト
僕は額賀さんに「額賀公式サイト」」を作ることをオススメ
③映像プロジューサー
面白いものを作れ以外に 「カバーだね」
書店で現ザクになりそうな本を探しているときって、もちろんあらすじとか冒頭の内容を確認してから買ってるけど、手に取るのはカバーに惹かれたときだもん。あまりにカバーが素敵だと、それだけで買っちゃうこともあるし。それって、映像業界の人間だけじゃなくて、一般のお客さんだってそうだと思うしね。
なので、額賀澪さんの「拝啓、本が売れません」は、単行本と文庫本では、カバーが
違います。公式サイトも、見つけてしまいました。
<単行本>
[rakuten:comicset:13070789:detail]
<文庫本>
- 価格: 220 円
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また、「風に恋う」のユーチューブもそんな理由で作っていたのですね。
また、額賀さん自身もしゃべっていたんですね。努力されてますよね。