よし🅾️のやってみよ😰

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平尾誠二を語る

 先日、2025年6月28日放送のNHK【新プロジェクトX】ミスターラグビー平尾誠二の魂のパスと日本ラグビー革命を観ました。感動しますよね。

www.nhk.jp

 

 その中に橋野薫さんと込山駿さんの著書「平尾誠二を語る」が引用されており、思わ

ず平尾さんのことを知ろうと思いました。

■元文部科学大臣 鈴木寛
 監督が指示を出す野球などでは、チームが中央集権型になりがちですが、ラグビーはまさに自律分散協調型です。試合が始まったら、監督は観客席で見ているわけですから、指示は出せない。プレーヤーが自分たちで状況判断して、自分たちでコミュニケーションしてプレーする。その競技を修めた達人・平尾誠二の言葉は、新たな社会、新たな組織論について、クリアイメージを授けてくれました。

 上からトップダウンじゃなくて、自分たちで状況判断して適切対応できるのが大事ですよね。

 

■将棋 羽生善治
 将棋の世界は、戦術がどんどん刷新、更新されていく。経験則として、自分が見つけた「いい手」も、じつは発表のタイミングに恵まれただけで、すでにほかの誰かが見つけているということが多い。手の内をクローズにしても、どうせすぐに誰かが知ったり、発見したりすることになる。思考の堂々巡りにも陥りがち。それならば、手の内をすべて公開して(将棋界全体で)前に進んだ方がいいんじゃないかと。まあ、ラグビー団体競技ですから、チーム事情などで、どうしても離せないところはたくさんあるでしょう。将棋と世界の違いがあるのかな、と感じました。
 
 データは大事ですが、すべてではありません。データはあくまで過去のことで、実際にやっている対局や試合は、はじめて出会う場面です。事前に考えたことよりも、その時の雰囲気、流れ、自分自身が感じ取ったものを、大切にするべき。その場に応じた瞬間的な対応のほうが、データよりも比重が大きいんです。そこに対局や試合の面白さ、難しさがあり、将棋とラグビーの共通点なのかなと思いますね

 技術屋にも、手の内を公表しないというのがありますね。本当に後輩のためにデータを残すのであればいいのですが、異動とともにデータ削除する人がいてるんですよね。最悪です。

 

日本ラグビー協会理事 土田雅人
 その国の国籍がなくても代表選手になれるのは、ラグビーというスポーツの特色でもある。その国で①自信が生まれた②両親と祖父母のうち一人が生まれた③3年(2020年以降は5年)以上にわたって継続的に居住している――という3条件のいずれかを満たせば、代表資格を得られる。
 ラグビー発祥国であるイギリスには昔から海外移住者が多く、英国人に移住先の国で代表に選ばれる道を開こうと、こうした制度が生まれたとされる。

 ラグビーでは外国人でも日本代表になれてますが、こんなルールがあるんですね。

皆さんもよければ、読んでみて下さい。