額賀澪さんの「サリエリはクラスメイトを二度殺す」を読みました。この表紙にある男女は誰なんだろう?って思いながら読み進んでいたのですが、最後まで私には不明でした。ひょっとしたら、加害者の二人なのか?最後の残った二人なのか?
相関図というか、卒業演奏会のプログラムをアップします。

■音楽大学
普通の大学なら、奨学金をもらって進学することも可能でしょうけれど、音大で音楽をやるのは話が違います。お二人だって、四年間で一千万円近くする学費のほかに、膨大なお金をご両親は払っているのをご存じでしょう。
コンクールの参加費に楽譜代、衣装代、絵画への渡航費や滞在費、特定の先生に授業外で指導してもらおうとすればそのレッスン料も、学外のセミナーや合宿に行こうとすれば参加費も必要になる。
膨大なお金がそこには発生する。子どもの夢を適えてあげたいけど、先立つものがない場合ももちろんある。
■犯人の事件当時の気持ちや動機
新人の頃にさ。沢田さんが言ってたじゃん。犯人に事件当時の気持ちや動機を直接訪ねても、腑に落ちる答えが返ってくることはほとんどないって
<略>
覚えている。犯人達は大抵「イライラしていたから」とか「カッとなって殺した」とか「よく覚えていない」とか、そんなぼんやりした決まり文句ばかりを口にする。本音など口にないし、下手したら本人も理解していない。真意を掴ませてくれない。こちらは<わからない>という気持ちだけを抱えることになる。--事件取材のキャリアの長い澤田は、酒に酔うとよくそう話した。
「我々は創造するしかないんだよ。人を殺すまでしてしまった彼らの内面をね。」
・・・。
■当事者の思い
☆俺たちは確かに<知りたい>と思ってたけど、結局それは、自分が楽になるための<知りたい>なんだよ。
☆誰かの言葉が事件のきっかけを作ったのではなく、当人の弱さが、周囲の人の言葉や行動を事件のきっかけにしてしまった。
☆許されたいと思っている人間同士の傷の舐め合いなんて、何も生み出さない。でも、許されたいという気持ちもきっと、同じ状況にあった人間にしか理解できない。
もっと、こういってあげれば、事件は行わずに済んだのか・・・。正解はあるのかどうか・・・
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