武田綾乃さんの「響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部のみんなの話~」を読みました。
大前久美子部長時代の全国コンクール以後、高校卒業までのお話です。
アニメとは違うところもあって、特に大前久美子さんと黒江真由さんのEuphソロは衝撃でした。
顧問の滝先生や副顧問の美知恵先生、外部講師の橋本(Per)や聡美(Fl)飲み会の話も出てきて、おもしろいです。誰が一番強いか・・・。わかりやすく書かれています。
そして、何といっても、大前部長たちが次期部長任命をするシーンも登場💛
吹奏楽あるあるかもしれませんが、少し面白かったので文章を紹介しますね。
あ、忘れてました。
大前久美子(部長・Euph)さんと塚本秀一(副部長・Tb)さんは、結ばれるのか💛
しっかり書いてましたよ。
■部長任命
梨々花の中学のときの吹奏楽部では、部長という仕事は立候補制だった。部員全員に用紙が配られ、各々ふさわしいと思った人物に投票する。たいてい三、四人が立候補し、そのなかでももっとも票を集めた人が部長、事典が副部長として選ばれる。三位以下だった人間の得票数が伏せられていたのは、顧問なりの配慮だったのだろう。
北宇治のシステムはそれとはまったく違い、先輩たちによる指名制だ。ふたつ上の吉川優子部長も、ひとつ上の大前久美子部長も、先代から直々に部長職を託されたと聞く。立候補制と違って落選した部員に心理的負荷がかからないのは大きなメリットだが、本人の意向が考慮されていない点はデメリットかもしれない。
僕たちの頃は、どうやったかな~~。40年も前のこと、忘れましたわ
■人選
誰かを選ぶということは、信頼と期待を押しつけるという行為だ。本人たちが、この役職は荷が重すぎると苦しむかもしれない。あるいは、この決断が間違いだったと久美子たちが後悔する日が来るかもしれない。
選ばれるより選ぶ方が難しいときがある。それは久美子が三年生になってから身に沁みて実感したことだった。決断には責任が伴う。その責任から逃れたいと、今の久美子は思わない。
人選は難しいですよね。組織を潰すことも、また、言い渡し時になぜ選ばれたかをしっかり行ってあげないと人は納得しませんもんね。
野心持っている人は別でしょうが・・・。
■吹奏楽
一日吹かないと戻すのに三日かかる、というのは吹奏楽部の指導でよく聞く言葉だが、ブランクがあると取り戻すのに時間がかかるのは間違いないと思う。
<略>
それから各パートに対し、麗奈は一つひとつ指摘を行っていった。引退してからは合奏が遠ざかっていたため、こんなふうに自分の悪かったところを指摘されるのは久しぶりだ。
これだから吹奏楽部は疲れるんだろうな、と麗奈の話に耳を傾けながら思う。いいものを作ろうと音楽に磨きをかけていくと、自分の不出来な部分を否が応でも直視しなければならなくなる。とくに合奏となると大勢の人間の前で自分のミスを指摘されるため、どうしても委縮してしまうところはある。
演奏がよくなっていくのはうれしい。上手だねって褒められることも、昨日できなかったことを今日できるようになることも。だが、そこに至る過程が険しいのは紛れもない事実だ。
最後に吹奏楽、あるあるをしょうかいして終わります。
すごく楽しく読みました。もうすぐ60歳やのに~~~