真山仁さんの「疑う力」を読むました。大変勉強になりました。
少しだけ、紹介褪せていただきます。“幸せとは”、“民主主義とは”、”ミステリーを読み
ましょう”、”エネルギーのベスト・ミックス”、””正しい戦争とは”、”未来への指針”など
をテーマに語られています。
■「正しいを疑う」は、私の長年の座右の銘
社会で常識とされていること、当たり前だと思われていることはたくさんあります
が、本当にそうなのか。
多くの人が「正しい」と決めたら、それにはもう異議をはさめないのか……。
<略>
その原因として、個人が入手する情報の量や質にばらつき、ますます巧妙になるフ
ェイクニュースなどが考えられますが、とりわけ深刻だと私が感じているのは、“疑う
力”が極度に弱くなっていることです。<略>
なんにでも「ふむふむ」と納得しないで、自身の違和感を磨きをかけてもらいたい
のです。
違和感を大事に生きてきました。全部が全部、上司に意見を言ったことはありません
が、その時々に、仕事のやり方を変更した自負はあるのですが…。
真山さんの文章に、その通り!その通り!とうなずきながら読み続けました。
■民主主義とは
多数決に至る前に、「衆議を尽くす」のが、民主主義の前提です。みんなが意見を
出し尽くしたうえで落としどころを探すというプロセスが重要で、様々な意見が出そ
ろう前に、「多数決で決めましょう、ハイ、手を挙げてください」で決めるのは、民
主主義の間違った運用です。
これだけはどうしても譲れないという我を通すためには、「その代わりに、ここは
我慢します」と言えるような議論や交渉が必要です。そして、最終的には「我慢する
部分」と「認めてもらう部分」を多数決で決める。決めないと、前に進めません。
互いに別々の価値観がある中で結論をつけないといけないことが、毎日起こりま
す。
たとえば、今夜の献立一つ決めるのにも、それぞれの意見があるわけです。お鍋に
するか、すき焼きにするか、ステーキにするかの結論を夕方までに出さないといけな
い。
民主主義の目的は、集団に最低限なんらかの結論を出させることです。
<略>
■政治は、自分の“身を切る”人が勝つ
政治は勝つ人が決まっています。まず自分の“身を切る”ことができる人です。自分がここまで譲歩するから、あなた
も何かしてほしいという攻め方が、勝つための王道です。みんなが大切だから、最初
に私が犠牲になりますと言えるかどうかが重要です。
ただ、賢い人たちは、そう言いながらも、実際は犠牲にならないように企みます。
これが、政治で成功する方法で、生きるために必要な知識として親が教えなければ
ならない時代になりつつあると私は感じています。
政治への関心を持つことは、「覚悟」のシミュレーションをするということでもあ
ります。何を選び、何を譲歩し、何を取るかを決める。この訓練は小学校でもできま
す。もちろん家庭でもできます。
しかし、相変わらず「みんなはどうするの」「学校はどう言っているの」と空気を
読もうとする。このままでは、日本には本物の政治は根付きません。
決まった打合せが多いです。忖度とか、誘導とか、見え隠れがします。
後輩に任せればいいのですが、「衆議を尽くしたか?」と言われれば、何か違う?と
思ってしまいます。
■それで「誰が得をするのか」を考える
情報を耳にしたときに、「それは誰が言っているのか」、そして、「それによって誰が得をするのか」という発想を持つようにしてください。
<略>
「誰が結局は得をするのか」を考えるためには、一歩引いたところ全体の構図を見る
必要があります。そうじゃないと、隠れた関係性が見えてこない。データも画像も映
像も、掲示した側の思惑や意図に沿って出されています。すぐに目に見えるように分
かりやすく掲示されたものがいかに怖いかを知っておくべきです。
世の中に流れているニュースを見ていると、矛盾が多い。疑う目を持たないと、そ
れらが前提となって話が進んでいってしまいます。世の中を見渡してそれぞれのニュ
ースを意図でつなぐことをしない限り、そのことに気づきようがありません。
会社の中でもざらです。なんで、こうなってるんやろ。個人個人は一生懸命やってい
るのに、縦割り業務やパーツ・パーツしか見れていない。全体の構図を管理している人
がいない。悲しい限りです。なんとかしたいと思いながら、毎日流されているのがつら
いです。
■原発のコストは無限大?
経済産業省が出している「発電コスト検証に関するとりまとめ」の資料を見ると、原子力はコストが無限大となっています。
<略>
今、原発のコストが無限大となっているのは、使用済み燃料の処分にかかる費用が
計算できないからです。
放射性産廃物の処分では、有名なフィンランドの「オンカロ」があります。フィン
ランド南西部オルキルオト島に建設中の世界初の高レベル放射性廃棄物最終処分場
で、早ければ2024年中に運用が開始されます。
よく聞く「半減期」というのは、放射性物質の量が半分になるまでの時間です。放
射性物質が空気に触れたり水に流れたりしても汚染されない状態になるまでに変元気
を何度も繰り返さねばならず、膨大な時間がかかります。その間の面倒を一体誰が見
るのか、その費用はどれくらいかかるのか―。
現状では、それはわからないし、正確な予測もできません。
フィンランドは核のゴミを10万年保管する計画なんですね。びっくりですね。
日本では、六ケ所村再処理工場が最近ニュースになってましたね。
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