藤﨑忍さんの「ドムドムの逆襲~39歳まで主婦だった私の「思いやり」経営戦略~」を読みました。
すごく勉強になりました。
本中にでてくる藤崎さんの素敵な文章を少しだけ紹介したいと思います。
家業を手伝うなかで学んだ人付き合いのワザ
①一度会った人のことは忘れない。
人は誰でも名前を呼ばれて話をした方が嬉しいと感じるはずです。たくさんの
人が頻繁に出入りする環境だからこそ、大人の方々をきちんと認識することで、
お互いの気持ちよく仕事ができると思ったのです。
②その方たちがいる空間を心地よいものにすること。
心を込めて入れたお茶をお出ししたり、嬉しいと感じていただけるようなお話
をしたり、そんな空間作りが私にできることではないかと思ったのです。
自営業の煎餅屋や代議士の家庭に生まれ、少女時代に学ぶモノがたくさんあったん
だと思います。区議会議員の夫とご結婚され、夫の立ち振る舞いにも感化されての
今日の藤﨑さんがあり、夫が病に倒れ、藤﨑さんが働かざるを得なかった環境が大き
く育てていったんだと思いました。
私が思う「社長の資質とは」
①夢中になれること
常に不安で発展途上というのも、私がここまで来た理由の一つ。常に不安があっ
て状況に満足できない。その不安を解消するため、次から次へとやることを見つけ
てこなしていく。
②人の心を思うこと
相手が何を望んでいるかを察することです。
藤﨑さんは、取材で最近よく聞かれるが、「難しくて自分でもよく分からない」と
お応えになっています。思い当たるとすればということで2点上げられています。
この二つは本当に必要ですよね。私は、よく妻に「命令する、指図する、人の気持
ちが考慮せず発言するクセがある」と怒られます。
どうしても機械的に物事を進めることを優先してしまうクセがあるのなぁ~
と反省いたします。
人の気持ちを思いやる・・・勉強いたします。
あとがき
私は今、人生にたくさんの点を打つことが大事、その点一つひとつは全く関係性を
持たず、それらが将来どんな役に立つか分からなくても、多くの経験を重ねていくこ
とが大事であると思っています。
点と点がつながり、線になり、やがて面になる。そして立体になる。
私のこれまでの経験は、それぞれ全く異なる環境で得られた一つひとつの点です。
それらが今、線から面になり、立体になりつつあり、その立体は私の想像力と責任感
を高め、ドムドムハンバーガーの再生に大きな影響力を与えています。
人生には一時の無駄もないのです。
私も現役の会社勤めも、残すところ後5年になります。
ここ5年で会社を支えてきた技術者も世代交代になります。
なんとか後輩に残せる仕組みを作りたいと願っていますが、今のポジションでは厳
しいと感じてます。腐らずモガイテ行きたいと思います。